妊娠中の病気やトラブル
妊娠高血圧症候群
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妊娠中毒症のことです。
妊娠中毒症は産婦人科学会により妊娠高血圧症候群(PIH)に改められました。
高血圧、尿タンパク、むくみ(浮腫)が3大症状で、それが妊娠してから発症したものを
妊娠中毒症といいました。しかし現在では名前も妊娠高血圧症候群に改められ、
むくみ(浮腫)は項目から除外されました。
症状が出やすいのは妊娠8ヶ月以降の後期で、妊婦さんの5〜10%に発症します。
軽症、重症、さまざまですが、妊娠中期などに早めに発症した方が悪化する傾向があり
重症化すると母子共に大変危険な状態になります。
原因については、はっきりとはわかっていません。
お産が終わると3ヶ月ほどで症状がなくなるので、妊娠が原因の病気ともいえます。
妊娠にうまく対応できない人がなることが多いと考えられています。
また、妊娠前から高血圧の人、高齢妊娠、多胎、糖尿病、肝臓病を持つ人は、
妊娠高血圧症候群を起こしやすいとの報告が出ています。
妊娠中の過労や喫煙も、妊娠高血圧症候群を引き起こしやすいので注意してください。
太りすぎの人は注意が必要です。太りすぎは心臓を圧迫し血圧を上昇させます。
ハードな仕事やストレス、睡眠不足がある人も注意してください。
35才以上の高年初産の場合は妊娠糖尿病などの病気を併発しやすくなります。
若年出産の場合も統計的になりやすい報告があります。
また過去に妊娠高血圧症候群の経験がある人は繰り返す傾向があります。
むくみ(浮腫)は現在は定義から除外されていますが、
生理的なむくみは一晩休むと取れるのが普通で、いつまでもむくんでいるときは要注意。
妊娠後期には血液循環が増え、むくみやすくなります。
また、急激な体重増加は、妊娠高血圧症候群の予兆のことがありますので、
1週間に500グラム以上の体重増加は注意が必要です。
妊娠中は赤ちゃんに栄養を送っているため血圧が少し高めになります。
急に血圧が上がったときは、目がチカチカしたり頭痛が起きますすが、
これは危険ですので、すぐに受診してください。
尿に、健康ならほとんど出ないタンパクが現れることを尿タンパクといいます。
妊娠中毒症のときには腎臓の機能が低下してタンパクが漏れやすくなります。
治療の基本は、血圧のコントロールです。子宮環境を悪化させないことが大切です。
安静、食事療法、薬物療法などがあります。
2006年11月22日 13:37