妊娠中の病気やトラブル

胞状奇胎

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胎盤の元となる絨毛という組織が異常に増殖し、ぶどうの房のような組織で
子宮の中がいっぱいになる病気です。
胞状奇胎と診断されたら子宮内掻爬をし、その後は定期的に経過観察します。

 
精子と卵が受精すると、受精卵は子宮内へ到達し子宮内膜に着床します。
この時、受精卵は胎児へ発生する「胎芽」部分と、胎盤へ発生する「絨毛」とに
分かれる状態にまで発生しています。


絨毛というのは細かい毛のような組織で、胎児とはへその緒を通じてつながっており、
ママから栄養分や酸素を吸収する働きを持つ組織です。
また同時に、hCGというホルモンを分泌して卵巣に形成されている黄体を刺激し、
黄体ホルモンの分泌を促すことで妊娠の維持をする働きもしています。


ところが、この絨毛部分だけが異常増殖を起こすことがあり、
絨毛組織だけで子宮をいっぱいにしてしまう病気を胞状奇胎といいます。


症状としては、つわりもあり、目立った自覚症状はありません。
超音波で見ると、子宮の中にぶどうの房のような組織が見え、
妊娠週数にしては子宮が大きく、内診をすると子宮がやけにやわらかいのが特徴です。


治療は、第一に子宮内掻爬をすることです。
子宮内掻爬は1週間ほどの間隔で二度に渡って掻爬を行うのが普通です。
絨毛組織が子宮内に残ると、絨毛がんになる恐れがあるので、術後はhCGの量を
定期的に検査し、この量が正常化し、基礎体温が二相性になるのを観察します。


次の妊娠の許可が出るのは、施設にもよりますが、6ヶ月〜2年くらいが一般的です。
主治医に「もう妊娠しても大丈夫ですよ」と言っていただくまでは必ず避妊してくださいね。

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2006年11月14日 12:40